日本人が力を発揮する環境

最近読んだ記事に、「日本人は余裕のある環境でこそ新しいことにチャレンジできる」と書かれていた。
現在の日本の社会は、アメリカに倣って、個人が競争する競争社会になりつつある。アメリカ人は、競争というプレッシャーの中で力を発揮できる、つまり新しいことにチャレンジできるそうだ。これは、アメリカの文化から来るとのこと。日本人は、プレッシャーがかかると新しいことにチャレンジできない。
では、何故、日本の社会も競争社会になっているのか。これは、競争社会の方が会社という組織が社員を管理しやすいことにある。
私に照らして、このことを考えてみると、確かにそういう節はある。私としては、プレッシャーの中でこそ、力を発揮したいと思ってはいるが、実際は、余裕があるときの方が力が発揮できる。
プレッシャーの中でも力を発揮できるよう訓練し、プレッシャーに強い人間になりたいという思いもあるが、この事象を逆手に取って、プレッシャーを感じない心を作れれば、プレッシャーの中で力を発揮できる人間になれるかもしれない。
これは、いろんなことに応用ができそうだ。子供や部下がいる人なら、子供や部下にプレッシャーを与えるのではなく、余裕を与えてあげれば、力が発揮できるかもしれない。プレッシャーを与えるだけでは余計萎縮し、駄目になる。
弱点を強化するのではなく、弱点を逆手に取れば、より強い自分を作れる気がする。実践してみようと思う。