ジョブズ引退

AppleのCEOジョブズが引退する。
http://news.cnet.com/8301-27076_3-20096895-248/steve-jobs-steps-down-from-apple/?tag=mncol
ジョブズiPod/iPhone/iPadでユーザのライフスタイルを一つ上のものへ押上、Apple時価総額を世界一にした。Appleは今、イケイケの状態である。
ジョブズ引退後のAppleはどうなるのだろうか。
恐らくApple内でジョブズismは根付いていると思う。ジョブズがいなくても、全社員がジョブズならどうする、ということを考えることができるだろう。
ジョブズが作った流れの上で、全社員がジョブズと同じような考え方ができるとしたら、Appleは最強の企業となるだろう。Appleは数年は安泰であろう。
しかし、ジョブズは常に何かを破壊してきた。ジョブズの流れの上で考える限りは、ジョブズの考えを否定するのは困難だ。
となると、Appleは風通しの悪い会社になっていくに違いない。また、ジョブズがいなくなることで、人の入れ替わりもなくなり、ジョブズismが身にこびりついた古参が幅を利かして行くことになるなるだろう。
とすると、数年後、iPod/iPhone/iPadを超えるイノベーションAppleという会社が起こせるか、これは疑問である。
中期的なAppleの最大の課題はジョブズismを如何に破壊し、新たなイノベーションを創造できるかだ。
上記は、単なる私の予測だが、Appleがどのような道を辿るのか、非常に興味深い。