「アサリがあっさりしんだわけ」を読んで(2)
では、この自由研究のフレームワークを抜き出してみる。
- テーマをぶらさない
- 仮設・実験・検証という流れ
- 自分の手を動かす
- 新たな疑問・気付きの深堀
- 次なる課題への挑戦
テーマは一環してアサリ。しかし、アサリから波及して、アサリ以外の動植物、天体やDNAにまで話は広がり、飽くなき探究心を見せつけられる。
実験の仮定はつぶさに記載されている。普通なら教科書の丸写しになってしまい、面倒で省いてしまいたくなる作業であるが、一つ一つ自分の手で人に理解してもらえるよう丁寧に記載されている。
また、まとめに至ってはアサリについてまとめるだけでなく、自然と人間の関わりあい、地球への想いにまで話は広がる。
最後には、次なる課題への挑戦について言及している。
この自由研究を読み終わった後は、質のよい漫画を読み終わった後に似ていた。
奥が深いと感じた。
もう少し考察してみようと思う。